Googleマップ「喫煙可」属性の正しい設定方法|飲食店オーナーが間違えやすい5つのポイント

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GBPに「喫煙可」を設定した。でも、Googleマップのフィルター検索で自分の店が出てこない。なぜか?——この問いに即答できるオーナーは少ない。

答えを先に言う。カテゴリ設定がズレている、審査期間中に設定を消してしまっている、この2つが原因の9割だ。

Googleマップの喫煙可フィルターで除外されている店舗は、喫煙を禁じられているわけじゃない。属性を正しく設定していないだけだ。これは集客機会の損失であり、ライバル店との差が静かに広がっていく。喫煙者がGoogleマップで「喫煙可の居酒屋」を検索するとき、あなたの店が出てこなければ、その客は永遠にライバルに流れる。

この記事では、属性設定の基礎から飲食店オーナーが踏みがちな5つの地雷、自分でできる実機チェック4ステップ、さらに設定効果を底上げする追加施策まで一気に解説する。

1. Googleマップの「喫煙可」属性とは何か

GBP属性の種類と喫煙関連の属性一覧

Googleビジネスプロフィール(GBP)には「属性」と呼ばれる補足タグを複数設定できる。属性は2種類ある。オーナーが管理画面から設定するもの、そしてユーザーが投票で付与するものだ。喫煙関連はオーナー設定型が主体で、現時点で選べる選択肢は以下の3つ。

属性名 意味 設定できる主なカテゴリ
喫煙可 店内の一部または全部で喫煙できる レストラン、居酒屋、バー、カフェ など
禁煙 店内全域が禁煙 同上
屋外喫煙スペースあり 屋外に喫煙エリアを設けている レストラン、カフェ など

「加熱式たばこ専用ルーム」「分煙(喫煙室あり)」といった選択肢は、日本のGBPに現時点では存在しない。ここが後述するトラブルの温床になる。実態と属性がかみ合わず、ユーザーに誤解を与えるパターンは珍しくない。

「喫煙可」属性がない場合にユーザーに何が起きるか

属性が未設定なら、ビジネス詳細ページに喫煙情報は一切表示されない。ユーザーは確かめるために電話してくるか、口コミを漁るか、とりあえず来店してみるかのどれかを選ぶ。

当然、面倒なユーザーはそんなことをしない。情報が揃っている隣の店に流れるだけだ。もうひとつ厄介な話がある。属性が未設定だと、ユーザーによる投票情報が集まりやすくなる。「この店は喫煙できますか?」という質問に一般ユーザーが答え、それが誤情報だったとしても、Googleはその情報を表示することがある。オーナーが気づかないうちに「禁煙」と表示されている——こういう事例は実際に起きている。

属性を設定するとGoogleマップでどう表示されるか(フィルター効果)

「喫煙可」属性が正常に反映されると、2つの場所に効果が出る。

ひとつはビジネス詳細ページ。概要タブに「喫煙可」とアイコン付きで表示され、ユーザーが一目で確認できる。もうひとつはフィルター検索への対応だ。Googleマップの詳細フィルターで「喫煙可」を選んだとき、自店が結果に出てくる。このフィルターを使うユーザーは喫煙可の店を探して能動的に動いている。来店確率が高い。ここに出てこないのは致命的だ。

2. 間違えやすいポイント5選

①カテゴリ設定が合っていない(居酒屋→バーになっている等)

「喫煙可」属性を設定しようとしたら、選択肢自体が出てこなかった——よくある話だ。原因はほぼカテゴリのズレ。GBPの属性はカテゴリに紐づいており、主カテゴリが違うと表示される属性の選択肢も変わる。

実態は居酒屋なのに主カテゴリが「バー」や「ダイニングバー」になっている。焼肉店なのに「レストラン(一般)」のまま放置されている。こういうケースが驚くほど多い。GBP管理画面の「情報」→「カテゴリ」を開いて確認してみてほしい。カテゴリを実態に合わせて直すだけで、属性の選択肢が増えることがある。変更後は必ず属性タブを再確認すること。

②属性の粒度が粗い(「喫煙可」と設定したが実態は分煙)

「喫煙可」にチェックを入れた。でも実態は喫煙室のみで、飲食スペースは全席禁煙。カウンター席のみ喫煙可で、テーブル席は禁煙——こういうケースで「喫煙可」とだけ表示されると、ユーザーは「好きな席で吸える」と思って来店する。現場でトラブルになる。

GBPの属性はざっくりした情報しか設定できない仕様だ。詳細な条件は属性だけでは伝わらない。ビジネス説明文(最大750字)・Q&A・投稿機能で補足するのがセオリーだ。属性はあくまで入口情報。詳細はそれ以外の場所で丁寧に書く。

③ユーザーが上書きしてしまうケースと対処法

GBPには「ユーザーからの提案」という仕組みがある。一般ユーザーが「この情報は間違っている」として修正を申し込める機能だ。オーナーが正しく設定した「喫煙可」が、何らかのタイミングで「禁煙」に上書きされてしまうことがある。

対処は2つしかない。GBPの「提案された変更」通知をこまめに確認して、不正確な変更はすぐ拒否すること。そしてオーナー設定情報を常に最新・詳細に保つこと。月に一度はGBP管理画面を開いて情報を確認する。これを怠ると気づかないうちに情報が書き換えられている。

④加熱式たばこを「喫煙可」と混同して設定している問題

2020年4月の改正健康増進法施行で、飲食店内での紙巻きたばこの提供(喫煙室内での飲食も含む)は原則禁止になった。一方、加熱式たばこ専用の喫煙室での飲食は条件付きで認められている。この区別を曖昧にしたままGBPに「喫煙可」と設定すると、「紙巻きたばこが吸えると思った」というクレームや低評価口コミにつながるリスクがある。

実態 適切なGBP表現
店内完全禁煙(加熱式含む) 「禁煙」に設定 + 説明文で補足
加熱式たばこ専用喫煙室あり(飲食可) 「喫煙可」+ 説明文で「加熱式たばこ専用」と補足
屋外喫煙スペースのみ 「屋外喫煙スペースあり」+ 説明文で補足
完全喫煙可(小規模店等) 「喫煙可」に設定 + 説明文で「全席喫煙可」と補足

属性の「喫煙可」だけでは、紙巻きか加熱式かはGoogleも判定していない。だからこそ説明文での補足が必須になる。

⑤審査期間(1〜2週間)を知らずに設定を消してしまう

属性を設定してもGoogleマップに即座に反映されない。Googleの審査を経るため、通常1〜2週間かかる。場合によっては3〜4週間。

これを知らないオーナーがやりがちなのが、「設定したのに全然表示されない」と慌てて削除して再設定することだ。これをやると審査がリセットされてさらに遅れる。焦って設定を消しては入れ直し、消しては入れ直し——気づけば2ヶ月表示されないまま、という話が実際にある。属性を設定したら、最低2週間は触らずに待つ。これだけ守るだけで余計な遠回りを避けられる。

3. 正しく設定できているか確認する方法(実機チェック4ステップ)

ステップ1:シークレットモードでGoogleマップを開く

スマートフォンのブラウザをシークレットモード(プライベートモード)で開き、Googleマップにアクセスする。なぜシークレットモードかというと、オーナーとしてログインした状態では管理画面が優先表示され、一般ユーザーに見えている画面とズレることがあるからだ。

iPhoneならSafariの「プライベート」モード、AndroidはChromeの「シークレット タブ」を使う。GoogleアプリではなくブラウザのGoogleマップ(maps.google.com)で確認するのが確実だ。

ステップ2:「喫煙可」フィルターをかけて自店舗を検索

シークレットモードで自店舗の近隣エリアまたは店名を検索し、「飲食店」カテゴリを選んだあと「もっと見る」や「フィルター」から「喫煙可」を有効にする。この状態で自店が出てくれば属性設定は機能している。出てこなければ、属性が未設定か審査中か、カテゴリのズレがある。

自分の店が出るかどうかを確認するだけのシンプルなテストだが、これをやっているオーナーは意外と少ない。月に一度やるだけで「設定したはずが表示されない」という見落としを防げる。

ステップ3:GBPの管理画面で属性の承認状況を確認

GBP管理画面(business.google.com)にオーナーアカウントでログインし、「情報」→「属性を編集」から喫煙関連属性の状態を確認する。チェックすべき点は4つ。

  • 「喫煙可」にチェックが入っているか(設定済みかどうか)
  • 「保留中」の表示が出ていないか(審査中なら待つだけ)
  • ユーザー投票で「禁煙」情報が付与されていないか
  • GBP全体の「保留中の変更」に不審な提案が入っていないか

「ユーザーが提案した情報」セクションがある場合は中身を必ず確認する。誤情報なら「拒否」を選択すること。放置は危険だ。

ステップ4:GBPのインサイトで属性設定前後の変化を確認

GBP管理画面の「パフォーマンス」タブで、属性設定前後を比較する。見るべき指標は以下の4つ。

  • 検索数(インプレッション):設定前後で増加しているか
  • ウェブサイトへのクリック数:来店意欲の高いユーザーがアクセスしているか
  • 電話タップ数:問い合わせ件数が変化しているか
  • ルート検索数:実際に来店しようとしているユーザーが増えているか

属性設定の効果が数字に出るまでには時間がかかる。1ヶ月単位で比較するのが現実的だ。焦らず月次でデータを追っていく。

4. 属性設定を最大限活かすための追加施策

写真・説明文との一貫性チェック

GBPに「喫煙可」と表示されているのに、投稿写真に禁煙の張り紙が写り込んでいたり、説明文に「禁煙店舗」と書かれていたりすると、ユーザーは混乱する。情報の矛盾は信頼を損ねる。属性と他の情報が食い違っていないかを確認してほしい。

  • ビジネス説明文(最大750字)に喫煙ポリシーを明記しているか
  • 喫煙室・灰皿・喫煙席の写真を投稿しているか
  • メニュー写真や店内写真に喫煙・禁煙に関する矛盾した掲示が写り込んでいないか

写真は言葉より早く伝わる。喫煙OKの雰囲気が伝わる写真が1枚あるだけで、説明文を読む前にユーザーが「ここで吸える」と判断できる。

Q&Aで「喫煙はできますか?」に先回り回答を用意する

GBPのQ&A機能を放置していると、ユーザー同士が回答し合い、誤情報が出回る。「喫煙可」に関する質問は頻出なので、オーナー自身が先に答えを用意しておくのが正解だ。

  • Q:「喫煙はできますか?」 → A:「はい。加熱式たばこ専用の喫煙室をご用意しています。テーブル席は全席禁煙です。」
  • Q:「子ども連れでも入れますか?」 → A:「テーブル席は禁煙のため、お子様連れも安心してご利用いただけます。」
  • Q:「完全禁煙ですか?」 → A:「テーブル席は禁煙、喫煙室(加熱式たばこ専用)は別途設けています。」

オーナーが先回りして回答を投稿しておくと、誤回答が広まるリスクを下げられる。これをやっている店は少ない。やるだけで差がつく。

SUITAIに喫煙情報を詳細登録してダブルカバレッジ

Googleマップだけに頼るのはリスクだ。プラットフォームのアルゴリズムが変われば露出が変わる。複数の場所に喫煙情報を整備しておくことで、より多くのユーザーにリーチできる。

SUITAIの検索機能では喫煙可・禁煙などの条件で絞り込み検索ができるため、ここに情報を詳細登録しておくとGoogleマップ以外からの流入も獲得できる。会員登録すれば店舗情報の管理機能が使えるようになり、コラム記事でMEOや集客の最新情報も収集できる。Googleの一点集中ではなく、情報露出の間口を広げておく。これがリスク分散の基本だ。

5. まとめ+CTA

ここまで読んでくれたなら、喫煙可属性の設定がいかにミスを踏みやすいかは伝わったはずだ。要点だけ整理する。

  • 「喫煙可」属性はGBPのカテゴリ設定に依存する。カテゴリが間違っていると属性の選択肢自体が出てこない
  • 分煙・加熱式専用など属性の粒度では伝えきれない詳細は、説明文・Q&Aで補足する
  • ユーザーによる誤情報の上書きを防ぐため、月次でGBP管理画面を確認する
  • 加熱式たばこと紙巻きたばこの区別を正確に反映させ、クレームと法的リスクを避ける
  • 属性設定後は1〜2週間の審査期間がある。焦って設定を消すと審査がリセットされてさらに遅れる
  • 写真・説明文・Q&Aとの一貫性が崩れると属性設定の効果が相殺される
  • SUITAIへの詳細登録でGoogleマップ以外からの流入も確保する

属性設定は正しくやれば確実に効く。ただ、設定しただけで安心している店が多い。自店舗の商圏でどのくらい有利に戦えているか——その実態を把握できているオーナーはさらに少ない。商圏MEOスコアは、月額4,000円(14日間無料)で自店舗のMEO競争力をスコア化して可視化できるツールだ。

「設定はしてある。でも本当に効いているのか?」——その問いへの答えを、商圏MEOスコアの無料トライアルで確かめてほしい。