加熱式たばこ対応の飲食店がMEOで差別化する方法|IQOS・glo・Ploom対応店の集客戦略

飲食店向けMEO診断サービス 商圏スコア

加熱式対応店が集客で詰まる理由は、ほぼ一つに絞られる。Googleマップに書いていないからだ。

「うちはIQOSOKなんですが、思ったより来客が増えなくて」——こういう声をよく聞く。設備は整っている。スタッフも対応できる。でもGoogleビジネスプロフィール(GBP)には何も書いていない。それだけで、月に何十人もの潜在顧客が他店に流れている計算になる。あなたのGBPには、今この情報が書かれていますか?

国内のIQOSユーザーは推定1,000万人以上だ。彼らは外食先を決めるとき、料理よりも先に「使えるかどうか」を確認する。Googleマップを開いて「IQOS 使える 居酒屋 渋谷」と打ち込み、候補に出てこなかった店は最初からリストに載らない。本記事では、GBPの正しい使い方からIQOS・glo・Ploom別の発信戦略、SUITAIへの情報登録まで、すぐに動ける形で解説する。

1. 加熱式たばこ対応店舗の需要が急増している理由

紙巻きたばこ禁止→加熱式対応店への需要シフト

2020年4月、改正健康増進法が飲食店に全面適用された。客席面積100平方メートル超の飲食店は、紙巻きたばこの喫煙を原則禁止しなければならなくなった。多くの中小飲食店が「完全禁煙」を選び、喫煙者の居場所は街から急速に消えた。

ところが加熱式たばこは話が違う。煙も灰も出ない。紙巻きたばこと比べれば臭いも格段に少ない。「指定たばこ専用喫煙室(加熱式たばこのみ)」という区分で、設置コストを抑えながら対応できる。つまり、禁煙化の波に乗り切れなかった喫煙者1,000万人超の受け皿になれる店が、今この瞬間も探されている。

居酒屋・バー・カフェ・焼肉店——喫煙文化と近い業種なら、この需要を取れるかどうかで客数が変わる。競合が「禁煙」の看板を出している中、「加熱式OK」と明示できる店だけが選ばれる。単純な話だ。

加熱式ユーザーが「使える店」を探す行動パターン

IQOSユーザーはスマホを開き、まず「使える店かどうか」を確認してから、ようやく料理を見る。これが一般的な飲食店ユーザーとの決定的な違いだ。

具体的な行動はこうだ。Googleマップで「IQOS 使える ○○(エリア)」と検索する。GBPの属性欄や説明文を確認する。口コミに「加熱式OK」「IQOSできました」という記述を探す。公式サイトかSNSで念押しして、それから予約を入れる。

この最初のステップ——Googleマップ検索——で引っかかってこなければ、その店は存在しないも同然だ。GBPへの情報登録が集客の入り口であり、そこが抜けていれば後続のすべてが無効になる。

検索クエリ「IQOS 使える 居酒屋 ○○」の急増

「IQOS 使える」「加熱式たばこ 飲食店」「喫煙可 居酒屋 ○○駅」——こうした複合キーワードの検索ボリュームは改正法施行後から右肩上がりだ。特に「駅名+IQOS+居酒屋」というローカル検索は、来店意欲が極めて高い状態のユーザーが打つキーワードだ。迷っていない。今夜行く店を探している。

しかも加熱式ユーザーはリピート率が高い。「あの店はIQOS使えるから行きやすい」という体験は記憶に残り、次も同じ店を選ぶ理由になる。新規顧客を獲得するコストが高い飲食業で、この常連化効果は軽視できない。一度つかんだ客が定着する構造を、GBPの整備だけで作れる。

2. Googleマップで「加熱式たばこ可」を正しく伝える方法

GBP属性「加熱式たばこ」の設定手順

GBPには「属性」という項目がある。店舗の特徴をタグ形式で登録でき、検索結果の店舗詳細ページにそのまま表示される。設定は5分もあればできる。

  1. GBP管理画面にログイン:business.google.com にアクセスし、対象の店舗を選択する。
  2. 「情報を編集」をクリック:「プロフィールを編集」ボタンから編集モードに入る。
  3. 「その他の詳細」を開く:スクロールして「その他の詳細」セクションを探す。
  4. 喫煙関連の属性を確認:「加熱式たばこ可」「屋内喫煙可」などの選択肢が表示されたらチェックを入れる。
  5. 保存して反映を確認:変更を保存後、Googleマップの自店舗ページで属性が表示されているか確認する。反映まで数時間〜数日かかることがある。

ここで終わりにしてはいけない。属性設定はあくまでタグだ。具体的な説明文がなければ、ユーザーが「本当に使えるのか」と不安になったまま離脱する。次の説明文に必ず続けること。

GBP説明文に加熱式対応を盛り込む文章テンプレ

「ビジネスの説明」欄は750文字まで入力できる。ここに加熱式対応の情報を書くかどうかで、ユーザーが安心して来店を決められるかどうかが変わる。状況別にテンプレートを用意した。

状況 説明文テンプレート例
全ブランド対応・全席可 「当店はIQOS・glo・Ploomなどすべての加熱式たばこに対応しております。全席でご利用いただけます。換気設備を完備し、非喫煙のお客様にも快適な環境をご提供しています。」
専用スペースあり 「加熱式たばこ専用スペースを完備。IQOS・glo・Ploomをご利用のお客様はご遠慮なくお申し付けください。喫煙エリアと非喫煙エリアを明確に分けております。」
個室対応 「個室は加熱式たばこ使用可能です。IQOS・glo・Ploom対応。ご予約時に喫煙をご希望の場合はお申し付けください。」

Q&A機能を使った先回り回答(3パターン例文付き)

GBPには「よくある質問(Q&A)」機能がある。これはオーナー自身が質問を投稿して、自分で回答できる仕組みだ。来店前の不安を潰しておくと、問い合わせが減り、来店のハードルも下がる。

Q&Aパターン例1:基本的な可否確認

  • Q:加熱式たばこは使えますか?
  • A:はい、IQOS・glo・Ploom(加熱式たばこ)はご利用いただけます。専用スペースをご用意しておりますので、スタッフにお声がけください。

Q&Aパターン例2:同伴者への配慮

  • Q:たばこを吸わない人と一緒に来店できますか?
  • A:もちろんです。喫煙エリアと禁煙エリアを分けておりますので、喫煙されないお客様にも快適にお過ごしいただけます。

Q&Aパターン例3:子連れ・妊婦への配慮

  • Q:子ども連れでも入れますか?加熱式たばこの煙は大丈夫ですか?
  • A:お子様連れも大歓迎です。加熱式たばこ使用エリアは分煙しており、換気設備を完備しています。お子様やご妊娠中のお客様は禁煙エリアへご案内いたします。

この3つを設定するだけで、検索ユーザーが感じる「本当に使えるのか」「子ども連れで行っても大丈夫か」という疑問がほぼ解消される。来店後のトラブルも減る。

3. IQOS・glo・Ploom別に発信が変わるポイント

IQOS(フィリップモリス)ユーザーの行動特性

国内の加熱式たばこ市場でIQOSは圧倒的なシェアを持つ。推定60〜70%だ。IQOSユーザーは情報感度が高く、外食前にGoogleマップやSNSで「IQOS 使える」と検索する習慣が定着している。つまり、GBPに「IQOS」という固有名詞が書いてあるかどうかで、ヒットするかどうかが決まる。

「加熱式たばこ」という一般名称だけでは弱い。「IQOS」「アイコス」「iQOS」など複数の表記で検索されている現実がある。説明文・Q&A・投稿の中に、自然な形でこれらを盛り込むこと。広告ではなく情報として書けばいい。

glo(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の特徴

gloはIQOSに次ぐシェアを持つ。価格帯が抑えめで、20〜30代のコスパ重視層に支持されている。glo対応をアピールするなら「glo(グロー)対応」と明示したうえで、「ネオスティック」という商品名を口コミやSNS投稿に含めると効果的だ。gloユーザーが自分ごととして読める情報になる。

Ploom(JT)対応のアピール方法

PloomはJT(日本たばこ産業)が展開するブランドで、近年は「Ploom X」シリーズが主力だ。国内メーカーという安心感から年齢層が広く、40〜50代のユーザーが多い。「Ploom(プルーム)シリーズ全般対応」と書くとわかりやすい。「PloomX」「プルームエックス」という具体的な表記も検索でヒットしやすい。

全対応 vs 特定ブランドのみの表記パターン

「全部OKと書きたいけど確認できていないブランドがある」という場合、曖昧に書くより正直に絞った方がいい。来店後に「使えなかった」という口コミが1件付くダメージの方が大きい。

対応状況 推奨表記例 メリット
全ブランド対応 「IQOS・glo・Ploom など加熱式たばこ全般OK」 最大母数のユーザーをカバー。誤解が生まれにくい
IQOSのみ確認済み 「IQOS(アイコス)対応。他の加熱式たばこはご相談ください」 正確な情報を伝えられる
一部エリアのみ可 「個室・テラス席限定で加熱式たばこ(IQOS・glo・Ploom)をご利用いただけます」 条件を明確にして来店後のトラブルを防止

4. 写真・GBP説明文・SUITAIへの詳細情報登録

加熱式OK写真の撮り方(専用スペース・換気装置)

文字で「加熱式OK」と書くより、専用スペースや換気設備が写った写真の方が圧倒的に信頼される。ユーザーは「本当に使えるのか」を写真で確かめようとする。以下の5点を押さえて撮影してほしい。

  • 専用スペースの全体像:喫煙エリアの広さ・清潔感がわかるよう、自然光か適切な照明で撮る
  • 換気装置・空気清浄機:高性能な換気設備は「非喫煙者にも配慮している」というメッセージになる。機器のブランド名が見える写真を1枚は入れること
  • 加熱式たばこ専用のスタンド灰皿:「使える」環境であることの具体的な証拠になる
  • サインボード・ステッカー:「IQOS OK」「加熱式たばこご利用いただけます」などの案内サインを撮る
  • キャプション設定:写真には「加熱式たばこ専用スペース(IQOS・glo・Ploom対応)」「高性能換気システム完備」など、検索キーワードを自然に含める

写真は定期的に追加・更新することでGBPのアクティビティ評価にもつながる。季節ごとに1〜2枚追加するだけでも効果がある。

SUITAIの詳細情報登録でGoogleマップ以外からも集客

GBPへの登録と並行して、SUITAI(スイタイ)への情報登録も動かしておきたい。Googleマップ以外からも加熱式対応店を探すユーザーが一定数いる。SUITAIの会員登録後は以下の情報を詳細に入力することで、検索結果での表示品質が上がる。

  • 加熱式たばこの対応ブランド(IQOS・glo・Ploom の別)
  • 対応エリア(全席・個室のみ・テラスのみ など)
  • 換気設備の有無・種類
  • 禁煙エリアとの分煙状況

また、SUITAIコラムでは最新のMEOトレンドや集客施策の事例も継続的に発信されている。

キャプション設定のベストプラクティス

写真のキャプションは検索キーワードと直結する。「喫煙スペース」の1枚と「加熱式たばこ専用スペース(IQOS・glo・Ploom対応)」の1枚では、検索への引っかかり方がまったく違う。以下の比較を参考にしてほしい。

NG例 OK例 改善ポイント
「喫煙スペース」 「加熱式たばこ専用スペース(IQOS・glo・Ploom対応)」 固有名詞を含める
「換気扇」 「業務用空気清浄機完備・加熱式たばこ使用エリア」 設備の具体性と用途を明示
「入り口の看板」 「IQOS・加熱式たばこご利用可能・渋谷○○駅徒歩2分」 地名+対応情報を組み合わせる

5. まとめ+CTA

やることは明確だ。難しくない。ただ、ほとんどの店がやっていない。だから差がつく。

GBPの属性欄に「加熱式たばこ可」を設定する。説明文にIQOS・glo・Ploomの固有名詞を入れる。Q&Aで来店前の疑問を潰しておく。専用スペースと換気設備の写真を上げる。SUITAIにも同じ情報を登録する。この5つを一度やれば、あとは定期的な更新をするだけだ。

  • GBP属性の設定:加熱式たばこ可の属性を正確に設定し、検索結果に反映させる
  • 説明文の最適化:IQOS・glo・Ploomの固有名詞を含む説明文で検索キーワードをカバー
  • Q&A機能の活用:来店前の疑問を先回りして解決し、来店障壁を下げる
  • 写真と動画:専用スペース・換気設備・サインボードの写真を継続的に追加
  • SUITAI登録:Googleマップ以外のチャネルでも加熱式対応情報を発信する
  • 定期的な情報更新:GBP投稿・Q&A更新を続けてアクティブな店舗と評価される

「自分の店が商圏内でどれくらい評価されているのか」「競合と比べてGBPの整備はどこが弱いのか」——これを感覚ではなくスコアで把握できるツールが、商圏MEOスコアだ。月額4,000円(税込)で商圏における自店舗の現在地をスコア化できる。今なら14日間無料でお試しいただける。GBPを整備したあとの次の一手として、試してみてほしい。

▶ 商圏MEOスコアを14日間無料で試してみる